人生は『お前』という名の決闘だ!
2008年 12月 14日
どうも、red-chari-albeltです。
今日は長大な駄文をお送りします。
愛想を尽かさない自信のある方、どうぞ。
2008年12月14日。
305年前の今日、
藩主・浅野内匠頭の理不尽な切腹に憤慨した大石内蔵助率いる四十七人の赤穂浪士たちは、
仇敵・吉良上野介の屋敷に討ち入りし、見事仇討を果たしましたが、
オールナイト合唱団はそうはいきませんでした。
後期中間試験が大参事の末終了し、打ちひしがれる某国立高専生。とくに紅いヤツ。
弔い合戦に乗り込んだ某国立高専が誇る精鋭『オールナイト合唱団』も、
某カラオケ屋にまさかの敗北を喫し、壊滅に至りました。
まさに地獄の劫火が疾風の如く過ぎ去っていった、暗黒の7日間。
その翌週は「日の出ずる曜日」。
・・・早い話が日曜日なんですけれども、ワタクシred-chari-albeltは、
朝10時の開店と同時に、アルバイトという名の精神的重労働に従事しておりました。
「我、遊戯札なり。王の覇道を阻害せんとす遊戯者の命の数を削る者なり。
四十の遊戯札と共に、我を滅ぼさんとする四十の遊戯札と決闘所望する者なり。」
なバイトの同僚の身代わりとして、土日を朝から夕方まで労働に従事させられ、
何気に「1週間にただの1日すら完全休息日がない」不幸な状態におります。
誰か助けてくれ。
そんなわけで今日は遊戯王大会だったんです。
バイトの同僚ミミカは大会に出場するため、←これ重要
毎週日曜日にお休みもらってやがるのです。
にも拘らず!
今日、ヤツは来なかったんです。
なんだ!?どうして俺は今日、夕方5時まで働かなきゃならなかったんだ!?
言いようのない怒りが、僕の心の中で猛烈な勢いで支配の手を広げていきます。
ク、クソ!俺は嵌められたのか!
はち切れんばかりの怒りのスーパーモードを、明鏡止水の心でなんとか静めつつ、
ふと時計を見れば、もう5時ではありませんか。
「やった!これで帰れるぜ!」
僕の脳内で、
お疲れさまっしたー
↓
チャリカッ飛ばす
↓
帰宅
↓
笑点
という一連の流れが一瞬の間に100回くらいシミュレートされ、
非の打ちどころのない究極のスケジュールがコンプリートしました。
あとは実行に移すのみ!
全てのカードは今、揃ったのです。
フハハ!粉砕!玉砕!大喝采!
しかしここでまさかの即効魔法『サイクロン』。
「話が長引く常連客」です。
客をないがしろにするわけにもいかない店長と、
話したくて話したくてウズウズしている常連客の思惑が一致し、
話に花が咲きまくって最早お花屋さんの様相を呈しています。
red流のパーフェクトなプロジェクトは神罰を受けたバベルの塔のように崩れ去り、
「偏に風の前の塵に同じ」な凄く平家物語なことになりました。
やっとトーキングwith客が終わり、早く帰りたげにソワソワしているredに気付いた店長。
「あ、ごめんね~。上がってください。」
了解だ店長!
職場など一刻も早くおさらばだ!
全軍前へ!全軍前へ!目指すは笑点なり!
「red君って、今日はもうダメなんだよね?」
何を言っている店長。
私は笑点を見ることしか考えていない!
「あ、自分は笑点見れればそれでいいですから!」
・・・?
今、私は何を言った?
これは、まずいのでないか?
ヤバイ!ヤバイぞ!
あ!み、見ろ!あの店長の勝ち誇った顔を!
こ、これはまさか・・・!
「あ!そうなの!じゃあさ、red君。
7時頃に大事なお客さんが来るから、それまでいてくれないかな!
笑点の時間になったら控室で見てていいからさ!」
な、なんだと・・・
ここでまさかの罠カード『マジックシリンダー』。
しかも笑点見ている間も有給だと!
金・土曜に休み貰ってること考えると・・・ここまで言われて、断れるはずがないじゃないか・・・
red、労働時間無期延長決定。
そして、時は流れ・・・
運命の5時半が訪れました。
red、臨戦態勢。
その心は、(バイト中で)かつてないほどに燃え上がっていました。
(笑点が今!始まろうとしている!
私は往かねば。一刻も早く、一瞬でも早く、刹那でも早く、控室へ飛び込まねばならない!
店長!私は往く!一陣の紅き風となって、テレビへと疾走するのだ!
全ては歌丸のために!楽太郎のために!座布団の山田のために!)
redが控室へ向け動き出そうとした、まさにその時。
「ここ・・・てある・・・トの・・・スト・・・りますか?」
突如、眼前に出現したお客さん。
声が小さくて何言ってるのかさっぱり分かりません。
え?なんですって?
「ここに置いてあるゲームのリストってありますか?」
・・・。
この人は何を言っているのだろう。
なんだ?欲しいゲームのアテがないのか?
無数のリストの中からタイトルだけで適当に選ぼうってのか?
「あ~・・・えっと、何かお探しでしょうか?」
「ゲームボーイのポケモンを・・・」
そうきたか。
なんでまたそう、回りくどいこと言いますかね。ま、いいですけど。
で、ポケモンですか。ゲームボーイの。赤とか緑ですよねそうですよね。
また古いモノを・・・
レジの在庫データによると、緑が一本だけ存在していることになってます。
・・・店長とredによる、店内大捜索が開始されました。
嗚呼、笑点が・・・
~10分後~
見つからず。
結局、「こりゃ、レジのデータが間違ってるね」という結論に至りました。
お客さん、どうもこちら、切らしちゃってるみたいなんですよ。
ホントすいません。ごめんなさい。
だから笑点見させてくりゃれ?
「取り寄せできませんか?」
キタよ、ほらキタ。罠カード『聖なるバリアミラーフォース』。
やめてよ。致命的だよ。
ほーら、店長一生懸命になってパソコンと睨めっこして発注できるかどうか探し始めるじゃない。
そしたら、レジ誰やるのよ。
・・・僕しかいないのか・・・
このとき、午後5時40分。
大喜利メンバーの紹介が始まるか始まらないかくらいの時間です。
嗚呼々々・・・
~さらに10分後~
もはや諦めムード。客足も途絶えないし・・・
なんで今日に限ってこんなに繁盛するんだ?
嫌味?そうだろ、嫌味だろ。ね?そうだって嫌味だって言ってみな?お兄さん怒らないから。
「・・・red君、行くんだ。」
え?て、店長!?
「ここは僕に任せて。」
し、しかし!
「大丈夫!早く往くんだ!」
お客さんだって多いし、ポケモンの方もいますし、そういうわけには・・・
「往きなさい!早く!」
て、てんちょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
というわけで店長の尊い犠牲のもと、2つ目のお題から大喜利を見れたredでしたが・・・
後ろめたいキモチで見てても面白いはずがなく
罪悪感というか、変に虚しく残念な気分でありました。
笑点が終わるとスグに控室を飛び出したred-chari。
店長が何やら客と口論していましたが、ちょっと眺めているうちに争いは終結。
どうやら店長に軍配が上がったらしく、
相手のお客さんは何やら泣きそうな顔で帰って行きました。
店長曰く、
「お客さん自身の目で確認して注文して買った商品が、
実は欲しいモノじゃなかったから、
まだ使ってないので交換してほしい。」
なんて言ってきたそうで。
変な人もいるもんだ・・・
「そういえば大事なお客さんはいつ来られるんで?」
「できるだけ早く来るようには言ったけど・・・」
丁度その時、問題のお客さんがやってきました。
なんと外人さんです。
おおお。すげえ。
・・・最初はすげえって思ったんですが・・・。
その外人さん、ウチの留学生みたいに日本語喋れればいいんですけど、
なんと日本語全くダメ。
オールイングリッシュ。なんてこった。
彼の日本でのホームステイ先のご家族の方が通訳に来られたのですが、
なんと英語全くダメ。
なんてこった。どうやって会話してやがる。
そんなわけで電卓やらインターネット翻訳(エ〇サイト翻訳的な)を駆使して会話してました。店長が。
その間も客足はなかなか途絶えず、紅いバイト店員がせわしなく動き回り、
外人さんが気分を良くして帰られた頃には、午後7時半。
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼々々々々々々々々・・・
「red君、結局閉店まで居てもらっちゃったね・・・ごめんね・・・。」
「ハハ・・・こちらこそ笑点とか変なこと言っちゃってすいません・・・」
以上、顔は笑っていても、心と声は欠片ほども笑っていないred-chari-albeltでした。
今日の献立
略
今日の一言
──久しぶりに1日入ってもらったね。お疲れ様でした。──
店長
ハッ・・・もう・・・ダメです・・・
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